恒例、行き当たりばっ旅シリーズ。
今回は前々から興味があった星景写真に挑戦です。
しかも、流れ星を狙いますよw
SiriusCompで比較明合成に挑戦
先ずは下調べ
キッカケは単純、ツイッターのTLが「ふたご座流星群」について賑わっていたからです。
何やら今夜遅く~翌朝にかけてがピークとの事。帰宅途中ふと空を見上げると雲一つ無い快晴。
でも明日仕事だし週末でいっかと思ったものの、ウェザーニュースで確認するとどーも週末は雲が広がりそうな様子・・・。
はい、決定w いつもながら急ですw
んで、帰宅し遅い晩御飯を食べつつ、何よりも先にNEX-6の充電を仕掛けます。
こんな時、以前紹介した急速充電が役に立ちます。
腹ごしらえをしつつ「星景写真」について検索。
すると、よく目にする星の軌跡が分かるような写真を合成(比較明合成と言うそうです)するソフトウェアがあることが判明。
しかも無料! これは試してみない訳にはいきません。
SiriusComp(シリウスコンプ)というソフトウェアで便利なことにサイトで撮影機材や撮影方法についても解説しています。
ここでささっと流して予習をします。
いざ!多摩湖へ
撮影場所はいつもの多摩湖。
既に撮影に来ている人、流れ星を見に来たグループ・カップル等々ちらほら見受けられます。
冬の星座で私が唯一パッとわかるオリオン座へ向けて三脚を準備し、MFに変更し無限遠に固定・・・。
ここで思ったんですが、Eマウントレンズって無限遠固定ってやり難いですね。
目盛りが付いている訳でも無いですし、フォーカスリングは止まりませんし。
うーん、やはりこういう時はAマウントなんかの方がいいんだろうなぁ。
気を取り直して、とりあえずMFアシストで拡大した星の光点に何となくフォーカス合うように設定して試しにパシャリ。
NEX-6 + SELP1650 16mm 25秒 f/3.5 ISO200 Vivid
ライブビューで見ていた時はあまり気づかなかったのですが、地球って自転しているのだと改めて知らされますね。
いや、もしかするとブレたのかもしれません。
さて、寒くてかなわないのでさっさと連続撮影に移ります。
素人考えでISOは一番綺麗だろってことで100、シャッタースピードはテキトーに30秒ですw
まあ後にこのあたりは星景写真の奥深さを思い知らされるわけですが…。
今回はこの設定で60枚撮影。
最後の一枚はSiriusCompのサイトで解説されていた通りキャップを被せてノイズ除去時に利用するダークフレームとしました。
で、合成したのがこちら。
NEX-6 + SELP1650 16mm 30秒 f/3.5 ISO100 Vivid 60枚 (比較明合成ソフト:SiriusComp)
一見遠目から観ると上手くいけたのか?と思いましたが、よくよく見ると全然でした。
軌跡が繋がっていませんし、何より頻繁にプレています。
ブレの原因は明らかに三脚。
エレベーター部分を伸ばさないと撮影出来ない状態だったのですが、それがかなり心許ない貧相なモノでちょっと触れただけでもグラグラする代物でした。
軌跡が繋がらない理由はSiriusCompの解説がありました。
星空は刻々と動きます。そのためシャッターを閉じている時間は、比較明合成後に星の軌跡の切れ目となって現れます。切れ目を最小にするためにはレリーズロックで連写させるのが最もよい方法です。
流し読みせずにキチンと読まないからですね・・・。しかしこれってNEXで回避する方法ってあるんですかね?
ちょっといい話(あくまでオッサン主観)
と、いうことでこれは行き当たりばったりでは出来る代物ではなかったです。
あ、でも一ついい事がありました。
男女4人組で観に来ていた若者が、皆で写真を撮り合っていたんで「撮ってあげましょうか?」と声を掛けました。
で、「お願いします」と一人がiPhoneを差しだそうとしているのを制し、私のNEX-6で撮影してあげました。
そしてPlayMemories Mobileをダウンロードさせ画像転送・・・なんて迷惑なオッサンww
でも、皆NEX-6に感動してくれましたよw(注:あくまでオッサンの主観)
最新テクノロジーを、そしてSONYのカメラを若者の心に植えつけることが出来よかったですw (注:あくまでオッサンの主観)
しかし何気に年齢を聞いてみると18歳とな・・・私は来月で30代折り返しってことはほぼダブルスコアぢぁないか・・・orz
肝心の流星は?
おっと、肝心の流れ星ですが一枚だけ写っていました。肉眼ではかなり見えていたんですが、流れ星を写真に収めるのは大変ですね。
・・・よく目を凝らして御覧くださいw
これは動画の方が分かりやすいかもです。(横向きな動画で申し訳ないですw ※HD解像度フルスクリーンでご覧下さい)
AVCHDで撮影したものにも写っていましたのでコチラもどうぞ。(こちらはかなりノイジーw ※HD解像度フルスクリーンでご覧下さい)
少ないですが、その他の写真(星景写真以外も含む)はこちら
・My Flickr Set 「2012-12-14(ふたご座流星群@多摩湖)」
比較明合成しつつ反省会
帰宅後、改めて星景写真について復習します。
確かにISO100で撮るとノイズは少ないですが自ずとシャッタースピードが遅くなり、星が軌跡を描いてしまうのですね。
そしてISO感度を上げるとこれまで写らなかった星が見えてくる訳で、そのあたりの設定をどうするかが難しい。
いやはや、奥が深いです。
因みにピタっと星の動きを止めるためには地球の自転に合わせて動く新たな機材が必要のよう・・・カメラ沼はこんなところにも潜んでいるんですねw
にしても課題は三脚です…ほんっとカメラってお金かかるなぁ・・・w
さーて、次は何処に行き当たりばっ旅しようかな・・・いや、行き先は突然決まりますので悪しからずw
うわー、なんか楽しそー!です。
>店員佐藤さん
とにかく寒かったですw
しかし、1018だったらもっと構図に余裕があったんだろうなと思うと・・・w