復帰第2弾は久々のカメラネタ。
今回はSpider Holster社のハンドストラップ、「SpiderLight Hand Strap」をご紹介します。
購入経緯
私が普段愛用している「α7RII」はそのコンパクトなボディサイズを活かす為、取り回しやすさ重視でハンドストラップを付けて使用していました。
その後、私の大好きなPeakDesignから「Clutch」というハンドストラップが登場するのですが、生憎ボディがコンパクト過ぎてα7RIIには向かないという残念な結果に…。
そんな折、夜な夜な監視しているクラウドファンディングサイト「KickStarter」で見つけたのがSpiderLight Hand Strapです。
Spider Holster社は主にSPIDER CAMERA HOLSTER等のホルスタータイプのカメラクリップを扱っているメーカーさん。
SpiderLight Hand Strapは同社のSpiderPro Hand Strapのミラーレス・小型一眼レフ向けのハンドストラップという位置づけのようです。
使用例の写真がモロにα7シリーズなのでこれは良いのでは!?ということで早速出資しましたw
開梱・取り付け
元々は2016年7月発送予定だったのですが、同時に購入した商品の影響から随分遅れて9月9日に届きました。
A3サイズの封筒にて郵便にて届きました。
購入したのはこちらの4点。
今回ご紹介するのは左側のストラップのみです。
ハンドストラップは以下の6色展開。
- Black
- Copper
- Deep Blue
- Light Blue
- Lilac
- Red
ベースはブラックでパッドの縁取りのカラーリングが違います。
迷いに迷って、α7RIIに合わせたRedと、シナバーカラーに近いCopperを選択。
早速中身を確認して見ます。
- ストラップ本体
- カメラアダプター × 4種
- 三脚ネジ
- ワッシャー × 2種(ラバー・金属)
- 6角レンチ× 2種(大・小)
- カメラアダプター用ネジ × 2
カメラメーカー、カメラモデルによって使用するアダプター・スロットが指定されています。
Cタイプのアダプタは?という疑問を抱えつつも、今回は「α7RII」なのでBタイプのSlot2を使用します。
先ずはボディ右側の三角環を取り外します。
アダプタの裏側にタイプの記載があるので確認します。
カメラアダプターのA、Bタイプで三角環が付いていた金具にはめ込む穴の大きさが違います。
Aタイプの方がより大きいです。ここでは取説通りBタイプを使用します。
アダプタを取り付け、付属のネジで固定します。
ストラップをSlot2に挿し込み、折り返してすぐ上のSlotに通します。
3箇所の留め具にはめ込み固定します。
続いて底側。今回はボディスーツを装着した状態のまま取り付けてみます。
モノタメ♪ | α7R IIレビュー【アクセサリ編】その2ボディスーツ
ストラップの反対側にはご覧のとおり数字が記載されています。
実際にカメラを構えた状態でどの当たりまで締めればフィットするかを試して最適な固定位置を割り出します。
私の場合、カメラボディスーツありの状態だと「5か6」辺りが良さそうでした。
付属のワッシャーでストラップを挟み込んでネジで止めます。
ストラップのラバーワッシャー側は同じようなラバー素材なので不用意なズレを防止してくれそうです。
後は付属の六角レンチで締めて上げれば完成
外観・使用例
ご覧のとおり、ジャストフィットです。
Redカラーは写真で見るとシナバーカラーに見えなくもないですね。
後ろから。パッド付きなので手が痛くなりにくそうです。
下から。
一般的な三脚穴を利用するハンドストラップと比較して底面の出っ張りが最小限に抑えられるのがいい感じです。
実際に構えて見るとこんな感じ。
各所ボタンの操作も邪魔しません。
敢えてストラップに手を通さずに、こうしてストラップ前側からグリップを握る事も可能。
ちょっとカメラを手に取る時など、一々ストラップに通さなくても済むのは良い感じ。
α7RII+SpiderLight Hand Strap:Red(左)、Copper(右)の比較。
Copperはちょっと控えめのオレンジという感じですね。
α6000+SpiderLight Hand Strap:Red
ボディがよりコンパクトになるのでストラップの存在感ぱないですw
持った感じのフィット感は上々。
改善して欲しい点・デメリット
但し、ちょっと改善してほしい点や製品を使用する上でのデメリットについて挙げてみたいと思います。
1.カメラアダプターの形状・サイズ
様々なメーカーのカメラに対応するため、仕方ないとは思うのですが、このぐっと後ろにせり出した羽の様な形状。
普段は然程気にならないのですが・・・
例えばSEL2470GM等の全長の長いレンズを取り付け、MindShiftの Rotation180° Panoramaのベルトパックに納める場合。
EVFよりカメラアダプターが出っ張っているため、 普段ですらギリギリ閉めれる位なのでよりキツキツになってしまいます。
若干無理矢理気味にぐっと押し込みつつであればチャックを締める事は可能ではありますがもう少しコンパクト化して欲しいところです。
2.カメラアダプターのフィット感・剛性
二つ目は、カメラアダプターを取り付けた際のフィット感や剛性感についての不安。
どうしても様々なカメラに対応するため、若干の余裕がありジャストフィットとは言いがたいフィット感。
特にα6000の方はかなり遊びがあるのでゴム製のワッシャー等を噛ませた方がいいかもです。
これ大丈夫か?とちょっと不安になるくらいグラグラしますw
まぁ、手を入れてカメラを構えている時は然程気にはならないのですが。
カメラアダプターはネジ穴も含めて全てプラスチック製。
最も力が加わる箇所なだけに、もう少し剛性の高い素材を利用して欲しいところです。
3.バッテリー交換のし難さ
まぁ、これはハンドストラップの構造上仕方ないかとは思いますがバッテリー交換が少しやり難くなります。
このようにグイッとストラップを後ろに引っ張って避けながらであればバッテリー交換可能です。
モノタメ案件
さて、ここまでSpiderLight Hand Strapをご紹介して来ましたがここでちょっと弊ブログっぽい?ネタを…w
KickStarterでこの商品を見てふと、「あれ…これもしかして…」と閃いたのです・・・
そう、我らがPeak Designの「アンカー」ってこのアダプタの穴に通せるんじゃね?とww
はい!この通りバッチリOKでした!w
で、更に底面のストラップ固定用付属三脚ネジの代わりに「カメラプレート」で固定してあげれば・・・
ジャジャーン!この通り、普段はハンドストラップで軽快に!
両手を開けたい時などは「Slide(Slide Lite)」を取り付けてとTPOに合わせて即座にストラップを使い分けられます。
まとめ
以上、SpiderLight Hand Strapをご紹介してきました。
一通り使ってみましたが、よく考えられていてミラーレス用として、とても良いハンドストラップだと感じました。
何点か改善して欲しいところはありますが、現状ミラーレス機でハンドストラップを使用するにはベストな商品ではないかと思います。
カメラアダプターの耐久性等については引き続き検証する必要はありそうです。
最後に、公式の紹介ムービーを貼り付けておきます。使用イメージの参考にどうぞ。
※2016年9月14日現在、在庫切れのようです